JAZZ A GO GO

遅ればせながら先日梅田シャングリラにて行ったJAZZ A GO GO vol.1ですが、おかげさまで大盛況に終わることができました。
何もかも、出演者、スタッフ、お客さん、全ての関係者の皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。

ここ1〜2年で素敵な出会いがたくさんありました。
こんな素晴らしい人たちとの出会えるきっかけとなったのは間違いなく、須永さん、櫻井さんを筆頭とするWorldStandard DJ陣、Shima&ShikouDUOの島さん、オレンジレコーズCREWのおかげです。本当にありがとうございます。

今回出演していただいた、BLACKQP’67,TRI4TH,bohemianvoodoo,島さんは、中でも、昨年夏にレコ発で東京名古屋に行ったのが大きなきっかけでした。

BLACKQP’67は、ほぼ同時期にリリースされ僕らも参加させてもらってるコンピアルバム「須永辰緒の夜ジャズ外伝」に収録されており、素晴らしい作品ばかり収録されてますが収録曲の中でも僕的に一番曲が印象的で、渋くて、メロウで、哀愁で、でもポップで、非常に気になっていました。
僕らが名古屋のツアー先を探しているときに、おそらく「夜ジャズ外伝」にどっちも収録されてるし、ということで、ドキシーの方が繋いでくれ、ご一緒することになりました。そして、演奏、人間性、全て大好きになり、一瞬にしてBLACKQP’67の魅力にやられてしまいました。

TRI4THは、僕らがレギュラー出演している大阪のイベントWORLD STANDARDにて、結構前に1度一緒になってはいたのですが、その時はTRI4THも直帰コースでバタバタしててゆっくり話すことも出来ず、その段階では挨拶プラスアルファな感じだったのですが、これまた昨年夏に渋谷PLUGにて、一緒になることになり、改めてTRI4THのめちゃくちゃカッコよくオシャレで、なおかつ難しいアレンジをさらりとこなす姿に惚れ直し、カルメラの演奏直後に、織田君と藤田君が、「めちゃよかったです」って俺らみたいなTRI4THのレベルに到底追いつくはずもないバンドにわざわざ声かけにきてくれて、めちゃ感動したのを鮮明に覚えています。

その同じ日にご自身のライブで渋谷におられて島さんが、わざわざPLUGにリハ中に遊びにきてくれました。
そこで「明日、タワレコでインストアライブやるから遊びにおいでよ」と声かけていただき、帰路に着く前に渋谷タワレコに向かいました。
そこで出会ったのがbohemianvoodoo。初めてみるボヘの演奏は、素晴らしく感情的で、緻密に計算されてて、感動し、またもや同世代(年齢の5つや6つはどうでもいい)バンドにスゴい人がおるんだと、悔しくも嬉しくもあるなか、島さんがボヘメンバーを紹介してくれた。
そこでは、「あ、どうもどうも。」とただ挨拶をしただけだったのですが、翌日からTwitterにて、これまた俺らみたいなバンドをえらく気に入ってくれ急接近することになり、11月に2マンで呼んでくれて、それもボヘのおかげで大好評いただき、さらに仲良くなりました。

早まりすぎたスケジュール調整で残念ながら出演いただけなかったJABBERLOOPや、イベント確定後に出会った、JiLL-Decoy association,Blu-Swingなど、ここまであげたバンドの人たち同志のつながりは深く、関東圏では結構な頻度でそんな方々のライブが行われてて、俺が東京に住んでたら、絶対見に行きたいライブばっかりやな。と、いつも羨ましく指を加えて情報を見ていました。

大阪にはなかなか、そんなイベントが少ないのです。
そか。
「無いんだったら、作ればいいのよ。」
という発想です。
単純に、俺らも仲間に入れてよアピールだったりもしますがw

遠征組みでバンドを固めると、当然交通費もかさむのもあり、予算的に物理的に無理だったりするので、赤字覚悟の勇者な仕切り人がいない限り実際なかなか難しいわけです。
(なんだかヤラしい話でごめんなさい)
でも、一緒にやりたい。そこで、考えました。
僕らは金銭的な利益なんて必要ない。そんな素晴らしいバンドと一緒に大阪でライブが出来る。
大阪以外にはこんな素晴らしいバンドがいるんだよ。と大阪の人たちにも微力ながらも紹介できることによって大阪がさらに盛り上って、それに負けるなとばかりに他の地方ももっともっと盛り上がって、となれば、なによりそれが利益ではないか。と思い、勝手に熱くなりすぎた俺の思いつきでカルメラメンバーに相談した所、「そりゃそうだ。ぜひやろう!」とみんな賛同してくれた。
ぼくは素晴らしいメンバーに囲まれていました。

そして、各バンドさんにそんな思いのたけを綴ったラブレターをメールしたのが昨年夏でした。
どの出演者の方も、快く賛同していただきました。
その分、出演者やシングルマンさんにも随分無理も聞いてもらうことになりましたが…すみません(苦笑)

さらにイベント決定以降にオレンジレコーズのグルーヴあんちゃんの提案で一緒にレコーディングすることになり、急遽歌っていただくことになったマキ凛花さん。
何度か共演させてもらってるとはいえ、僕は大ファンなので、絶対に気分よく帰ってもらいたい!と力んでました。

詳細が夏の間にほぼ確定してから、徐々にイベントが近づいてきて、半年前にあれだけ暑苦しいラブレターを送って、誘った結果、蓋を開けてみたらシャングリラが冷ややかな目で見るお客さんが少しいるガラガラで出演者みなさんが気分を害して帰るという悪夢を何度みたか分かりません。
こればっかりは当日を迎えてみないと分かりようもないので、特に今年に入ってからは、ずっと胃が痛い思いでした。

その悪夢が正夢にならない為にも、ずっとフライヤーはカバンに常駐させ、街を歩くたびにチラシおきばを見かけては置いてもらい、戦後最大級の寒さが連日続く大阪の街で、お巡りさんに何度も怒られながらストリートライブも毎週しました。
いよいよ迎えた先週土曜日。

なんということでしょう。
1バンド目のBLACKQPのスタートの時点で、もう後ろが入れないくらいの人数が集まっていただき、終始大盛況だったうえ、
「おれはBLACKQPが一番好きだったな」「ボヘミアンブードゥがヤバすぎる!!」「TRI4THってバンドめっちゃジャジーでカッコよかった」「マキ凛花さんが可愛すぎる!!」さまざまな絶賛の声を数え切れないほど聞きました。
本当に嬉しくて、ウルウルしました。
寒い冬の夜に、大阪の街に少しの温もりを作れたのではないかと、本当に喜んでいます。

「JAZZ A GO GO」とイベント名に「ジャズ」を入れて名乗ったもののJAZZ目線でみると、他のバンドさんが上質なJAZZを届けてる中で、僕たち自身ジャズが好きだからこそカルメラは群をぬいて下品でチープで茶番で異端なバンドなのはもちろん自覚しています。
今回、楽しそうに演奏していただいてる皆さんをみてると、「なにがどこがジャズなのかなんてどうでも良いんだよ。根っこにある志は俺たちはきっと同じだからそれでいいんじゃね?」と言ってもらえてるようで、本当に嬉しく思いました。

しかも、各バンドを応援してる地元のお客さんまでもが名古屋から横浜から東京からたくさん来てくれたり、そんなメンツが集まるならと、南は鹿児島からと全国各地からかなりのお客さんが来てくれたことも本当に嬉しかったです。

(※ここから、あっちゃんとカブり気味w)
ここまで、あたかも俺が仕切ったような風に書いてしまいましたが、おれはただ提案しただけで全ては、
本番当日も出来ることは全てやりつくしてる状態なのに、アップアップな俺を支えてくれ、そしてその準備期間の為のかなりのスケジュールになってしまうにも関わらず、全力を尽くしてくれたカルメラメンバー、つーじー、hideyaくんUSK、USKが不可能な日程でストリートで代打してくれたヤスオくん。たこ焼きのモテナシを手伝ってくれた、愛ちゃん、あくびちゃん。厳しい俺にメゲずに必死に手伝ってくれたヒロミちゃん。いっつも記録用動画を撮ってくれてるさおりちゃん。無理言って全バンドの音響をお願いした田口さん。なんとか赤字にならないような条件を提案してくれたシングルマンさん&シャングリラスタッフの皆さん。
僕のわがままで勝手にレコ発も便乗しようと思い、慌ててアナログを用意してくれたオレンジレコーズ。それを歌ってくれたマキさん。
(おかげでアナログ完売。入場者の40%の方が買ってくれた)
そして今回遠方から来阪し出演してくださった、BLACKQP’67,TRI4TH,bohemianvoodoo,島さん。
遊びに来てくれたお客さん、友人。
僕らのような若輩バンドが「大阪をもっと盛り上げたい」と勝手な使命にかられ、それに関わってくださった、全ての人たちのおかげで、イベントは無事成功に終わりました!
本当に「ありがとう」では安すぎるくらいで、感謝の意を伝え切れませんが、ありがとうございました。

但し、これは、終着点ではなく始まりです。
もっともっと盛り上げていくには、回数を重ねていくのが肝心だと思います。
またもや無理を言ったり、まだまだお付き合いお願いするとは思いますが、今後とも末永く宜しくお願いします。

※当日の写真を名古屋のフォトグラファーの秋田康成さんが撮影してくださいました。素晴らしい写真ばかりなので、是非ご覧ください。
https://picasaweb.google.com/purudaic3/JAZZAGOGOOSAKA?feat=directlink#

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