なんとなく。

カルメラの看板を掲げて10年。
いろんな可能性をカルメラにも還元できるように、これを機にいろいろ新しいことにチャレンジしたいな。

ガミハナーズの時に、ずっと作詞してたけど「柘榴の夜」って曲(奇しくも後半の代表曲になってたしまったけど)を作ったころ、とても悩んでいて「このバンドもうやめたいかも」という思いを歌にしたら、とても心救われたんです。
作詞ってある種「素」の自分をさらけだす作業だと思うけど、その「柘榴の夜」ができた日に、自分的にもうこれ以上歌詞は書けないかなと思った。
今見たらたいした歌詞でもないけどある程度自分的にも満足できる歌詞を書けた達成感と、その満足感の裏には素の自分を切り売りしたような感覚もあり、「もう歌詞は書かない」と決めた。以降はガミハナーズでも歌詞は書かなくなり他のメンバーに任せる様になり、間も無く脱退することになったんですが。

FxFから合わせると12年インストバンドをやってるけど、とはいえ、作詞を全くしてなかったかと言われると、誰かに曲をあげたりって時にポツポツはしてるけど、自分のメインの船や自分の声で自分の言葉を発するという行為は全くしてなかったんだけど、そろそろなんか歌詞とか書きたいなと。歌うたいたいな。
本来歌は大好きだし、今年は誰かの作った言葉やメロディなのか、自分で作ったものなのかは分かりませんが、いよいよ弾き語りなどで歌も歌える場所を求めてみようかなとも思ってます。

ここまでの人生も自分の中で音楽だけは止むことがなかったし、すなわちそれを止めるのは自分にとって死に該当するということは気付いてるので。
生き方もいろいろあってもいいかなと思える様になったのは、これまたひとつの成長かなと。

おやすみなさい。